一般病棟に降りて来また。ユニット家具を壁代わりにした四人部屋です。
一週間ICUにいた私としては、看護師に頼むとやってくれるという認識になっています。ベッドの上に、食事を採る際にトレーを置くテーブルが無かったので看護師に頼むと、ここにはついていないと冷たい一言が。
やはりホテルのスイートと、修学旅行生の大部屋くらい対応に差がでます。片や一泊14万近い部屋、こちらは差額500円の部屋。仕方がないですな。
予定ではここで2週間過ごすことになる。テレビや自由の代償売店からの誘惑に負けて浪費しないように注意しなければ。
そんな事を考えていたら、明日6人部屋へ移りますと看護師が言いにきました。
ここでいいけど。。。いや、移ります。
この部屋は、2泊3日の検査入院の患者に人気の部屋なのです。私もこの部屋希望しました。明日、10人入ってくるそうです。
1日、2日で入れ代わるので患者同士が親しくなる間もありません。私は、コミュニケーション取りたい人間なのですが、なかなかです。
隣の老人の携帯がけたたましく鳴ります。自宅の加入電話かと思える大きな呼び出し音。まさかとは思いましたが、周りに気遣うことなくデカい声で話始めました。
さすがの私も、イラっとしました。
一度ならず、二度三度。

検査入院の方は、退院までの期間が確定しているので、個室や差額ベッドを利用されます。
私が大部屋へ移動した後は、要オムツ&オマル使用の方が入り、廊下まで独特の匂いがしていました。差額ベッド料金を支払って芳しい香水付きとは不運です。
しかし、ここは病院。生と死の境にいます。お互い様の世界です。