あとひと月で、あの大手術から一年を迎えるという時、日曜の午前に横になりテレビを見ていて身体を起こした時に胃が少し痛かった。
かねてより常備してある鎮痛剤ロブを飲む。
胃が弱いから時より痛くなったり、ムカムカしたりする。
大抵はロブで治る。しかし、この日はなかなか痛みが引かない。
昼3時、またロブを飲む。それでも痛みが引かないどころかこれは胃痛じゃないかもと思い始めた。
市立病院に電話すると、あまり来て欲しくない感じ。たまたま日曜当番病院が親父が余命宣告を受けた病院で、そこへ向かった。
レントゲンを撮り、点滴を受けていると医者がやって来て、腸閉塞です。入院とのこと。
今から飲食禁止。
大手術の時は食べてはダメであったが、今回は水もダメとのこと。
ともかく胃や腸の中を空っぽにするためらしい。夜から朝にかけて何度も嘔吐。
流石に胃も空っぽにになり痛みが治まった。
全粥、五分粥、七分粥と順を追って通常食に戻して行く。
体調も良くなり、食べることも問題なく七分粥まできた。
ここで儂は油断した。
今日問題なければ退院という日の朝食に、丸ボロ(お菓子)が出た。
お菓子を食べても問題ないと勝手な自己診断で、売店で小さなカッパえびせんを買ってきて食べたら、その後のレントゲンでまたまた腸がつまっている影が出てしまい、最初からやり直し。
レントゲンを撮って見ると腸閉塞が再発していた。そのため再度三分粥から出直しだ。
翌日には、日勤の看護師さんが「かっぱえびせん食べたんですって!?」と笑いながらやってきた。「もう!余計な申し送りやりやがって。。。」半笑いで答えた。
病院の言うことはちゃんと聞かないといけないな。