ここまで、自分の入院費での体験を無い頭脳で自己解釈してきた。
多くの患者、特に初めて入院や手術を体験される方は同じ様な疑問を持たれているのではないだろうか。私が調べても見つからなかった情報を記事にしている。

そんな中でも、特に納得できない制度が高額医療の限度額の支払いだ。
同じ14日間の入院をした患者(年齢・性別・収入など同じ条件とします)がいて、入院のタイミングでどの様な違いがあるのかを考えてみます。

●70歳未満
●加入健康保険の負担割合:3割
●世帯所得区分(年収約370万〜約770万):③区分ウ(標準報酬月額28万~50万円の方) 80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
月の給与が税込25万円を超える方はこの区分の場合が多いのでは?(25万×12月=300万、ボーナス年70万)
●入院費が仮に50万円であった場合
詳しくは、こちらで概算をシュミレートできます。

●自己負担の限度額:94,097円となります。

Aさん(仮名)の場合(8月5日〜8月18日の14日間入院)

つまり、入院費が50万円必要な場合の自己負担額が約95,000円で済むわけです。
大変ありがたいですね。
ただし、入院が当月内で済んだ場合です。(例えば、8月内の入院で退院も8月内)

Bさん(仮名)の場合(8月25日〜9月7日の14日間入院)

Bさんも入院費は50万円で自己負担額が約95,000円です。
大変ありがたいですね。ただし、月額ですけど。
黒田Bさんは8月と9月に入院しているので、95,000円×2ヶ月=190,000円です。

複雑ですが、ここの解説かな〜?(pdf)
この手の解説で分かりにくいのは、全てのケースを一度に見せようとするところ。70歳未満の人には不要な情報が盛りだくさんでポイントがボケる。

同じ14日間の入院で2倍の入院費って納得できませんよね。
申告や、申請で後で返ってくると言われても、現実は今ですよ今!
退院時に、いくら必要かってことですよ。